米国株の買い方入門──口座開設から注文まで、流れをやさしく解説

「米国株を買ってみたい」と思ったとき、最初に立ちふさがるのが「どこで・どうやって買うの?」という疑問です。日本株と同じ感覚でOKなのか、英語が必要なのか……。この記事では、日本在住の個人が米国株を買う流れを、順番どおりにやさしく整理します。
米国株を買うために必要なこと
米国株を買うには、米国株取引に対応した証券口座が必要です。ポイントは3つです。
まず証券口座を作り、次に円をドルに換え(これを「ドル転」といいます)、最後に買いたい銘柄を注文します。英語は基本的に不要で、日本語インターフェースで完結します。
ステップ①:証券口座を開く
日本のネット証券で米国株に対応している主な会社は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券の3社です。
すでに証券口座を持っている場合は、米国株に対応しているか確認しましょう。対応していれば、そのまま利用できます。
口座開設はオンラインで完結し、通常1週間前後で使えるようになります。本人確認書類(マイナンバー・免許証など)が必要です。
ステップ②:円をドルに換える(ドル転)
米国株はドル建てのため、購入前に円をドルに換える作業が必要です。この両替をドル転といいます。
証券会社の「外貨両替」機能を使うのが一般的ですが、銀行との連携口座を使うとレートが有利になる場合があります。ドル転の詳しいコストと方法はドル転と為替コストの記事をご覧ください。
なお、米国株の注文は1株単位から買えます(日本株のような単元株制度がなく、最低1株から購入可能です)。
ステップ③:注文する(ティッカーシンボル)
米国株では、会社名ではなくティッカーシンボル(短いアルファベット)で銘柄を指定します。たとえば、アップル=AAPL、マイクロソフト=MSFTのような形です。
注文の種類は2種類を覚えておけば十分です。
- 成行注文:今の市場価格で即時に買う(早いが価格が確定しない)
- 指値注文:希望価格を指定して買う(価格は確定するが、そのレートにならないと約定しない)
初心者には、注文価格を自分でコントロールできる指値注文がおすすめです。損切り・利確の考え方を先に読んでおくと、注文後の判断もしやすくなります。
取引時間に注意
米国株の取引時間は、日本時間で夜〜深夜です(サマータイムの有無で変わります)。
- 通常時:日本時間 23:30〜翌6:00
- サマータイム期間:日本時間 22:30〜翌5:00
成行注文は夜間に約定するため、翌朝に結果を確認する形になります。慌てずに済むよう、注文前に価格帯を確認しておきましょう。米国株の時間外取引についてはプレマーケット・アフターアワーズの記事も参考になります。
税金も忘れずに
米国株で得た利益(売却益・配当)には、日本と米国の両方で税金がかかる場合があります。特に配当金への二重課税は注意が必要で、外国税額控除で取り戻せることがあります。詳しくは米国株の税金・二重課税の記事をご参照ください。
フクリの見方
- まずは口座開設だけでもOK。証券口座は作るだけなら無料で、保有するだけでコストはかかりません。
- 最初の1株は小さく。勉強がてら少額から試すのが、長続きするコツです。ドルコスト平均法で定期的に買い続けると、タイミングに悩まずに済みます。
- インデックスETFから入るのも手。個別銘柄より分散が利いて管理も楽です(→米国株ETF入門)。
まとめ(3行)
- 米国株は米国株対応のネット証券口座を作り、円をドルに換えて(ドル転)、ティッカーシンボルで注文すれば買える。
- 注文は1株単位から、英語不要・日本語インターフェースで完結する。
- 取引時間は日本の夜間なので、約定タイミングと税金の仕組みを事前に把握しておくとスムーズ。
情報源
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の投資勧誘や投資助言を行うものではありません。投資にともなう最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。記載内容の正確性には努めていますが、その完全性・将来の結果を保証するものではありません。