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ROE・ROAとは?会社の「稼ぐ力」をはかる指標をやさしく解説

2026.06.24 ・ 執筆:フクリ
ROE・ROAとは?会社の「稼ぐ力」をはかる指標をやさしく解説

決算のニュースで「ROEが改善」「ROAが高い」といった言葉を見かけます。どちらも会社の“稼ぐ力”をはかるものさしですが、何が違うのでしょう? この記事では、ROEとROAを、図といっしょにやさしく解説します。

ROE・ROAってなに?

どちらも「もとでに対して、どれだけ利益を生んだか」を示す割合です。何を“もとで”とするかが違います。

  • ROE:株主が出したお金(自己資本)に対して、どれだけ利益を上げたか。利益 ÷ 自己資本
  • ROA:借金も含めた会社の全資産に対して、どれだけ利益を上げたか。利益 ÷ 総資産

💡 たとえ話。同じ100万円の利益でも、元手500万円で稼いだ会社(ROE 20%)と、元手2,000万円かかった会社(ROE 5%)では、前者のほうが“お金の使い方が上手”といえます。

目安はどれくらい?

ひとつの目安として、ROEは8〜10%以上だと「効率よく稼げている」とされることが多いです。ROAは業種によって幅がありますが、高いほど資産を有効に使えている証拠です。ただし数字の高低は業種によって大きく異なるので、同じ業界の会社どうしで比べるのが基本です。

見るときの注意点

  • ROEは借金で高く見せられる:自己資本を減らして借入を増やすと、計算上ROEは上がります。だからROAとセットで見ると、借金に頼っていないかが分かります。
  • 業種で水準が違う:設備が多い業種はROAが低めなど、業種ごとのクセがあります。
  • 1年だけで判断しない:数年の推移で安定して高いかを見ましょう。割安・割高はPER・PBRもあわせて確認を。

フクリの見方:指標は「組み合わせ」で見る

ROEやROAは便利なものさしですが、1つの数字だけで会社の良し悪しは決まりません。ROEとROAをセットで見て借金への依存を確かめ、PER・PBRで割高さを確認し、利益が配当や成長にどう回るかを見る。複数の視点を組み合わせることで、はじめて会社の姿が立体的に見えてきます。成長株か割安株かという見方(→グロース株とバリュー株)とも、あわせて考えると理解が深まります。

まとめ(3行)

  • ROEは自己資本、ROAは総資産に対する「稼ぐ力」。ROAは借金も含む。
  • 目安はROE 8〜10%以上。ただし業種差が大きく、同業で比べるのが基本。
  • ROEは借金で高く見せられるのでROAとセットで。指標は組み合わせて見る。

数字の意味が分かると、決算ニュースがぐっと読みやすくなります。いっしょに学んでいきましょう。

情報源・参考

  • 金融庁「投資の基本」:fsa.go.jp
  • 日本取引所グループ(JPX):jpx.co.jp
  • 日本証券業協会「投資の時間」:jsda.or.jp
免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の投資勧誘や投資助言を行うものではありません。投資にともなう最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。記載内容の正確性には努めていますが、その完全性・将来の結果を保証するものではありません。

フクリ
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