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ROE・ROAとは?会社の「稼ぐ力」をはかる指標をやさしく解説

決算のニュースで「ROEが改善」「ROAが高い」といった言葉を見かけます。どちらも会社の“稼ぐ力”をはかるものさしですが、何が違うのでしょう? この記事では、ROEとROAを、図といっしょにやさしく解説します。
ROE・ROAってなに?
どちらも「もとでに対して、どれだけ利益を生んだか」を示す割合です。何を“もとで”とするかが違います。
ROE(自己資本利益率)株主のお金で稼ぐ力
ROA(総資産利益率)全資産で稼ぐ力
- ROE:株主が出したお金(自己資本)に対して、どれだけ利益を上げたか。
利益 ÷ 自己資本。 - ROA:借金も含めた会社の全資産に対して、どれだけ利益を上げたか。
利益 ÷ 総資産。
💡 たとえ話。同じ100万円の利益でも、元手500万円で稼いだ会社(ROE 20%)と、元手2,000万円かかった会社(ROE 5%)では、前者のほうが“お金の使い方が上手”といえます。
目安はどれくらい?
ひとつの目安として、ROEは8〜10%以上だと「効率よく稼げている」とされることが多いです。ROAは業種によって幅がありますが、高いほど資産を有効に使えている証拠です。ただし数字の高低は業種によって大きく異なるので、同じ業界の会社どうしで比べるのが基本です。
見るときの注意点
借金で上がるROEは借入で高くも
業種で違う同業で比べる
単年で見ない数年の推移で
- ROEは借金で高く見せられる:自己資本を減らして借入を増やすと、計算上ROEは上がります。だからROAとセットで見ると、借金に頼っていないかが分かります。
- 業種で水準が違う:設備が多い業種はROAが低めなど、業種ごとのクセがあります。
- 1年だけで判断しない:数年の推移で安定して高いかを見ましょう。割安・割高はPER・PBRもあわせて確認を。
フクリの見方:指標は「組み合わせ」で見る
ROEやROAは便利なものさしですが、1つの数字だけで会社の良し悪しは決まりません。ROEとROAをセットで見て借金への依存を確かめ、PER・PBRで割高さを確認し、利益が配当や成長にどう回るかを見る。複数の視点を組み合わせることで、はじめて会社の姿が立体的に見えてきます。成長株か割安株かという見方(→グロース株とバリュー株)とも、あわせて考えると理解が深まります。
まとめ(3行)
- ROEは自己資本、ROAは総資産に対する「稼ぐ力」。ROAは借金も含む。
- 目安はROE 8〜10%以上。ただし業種差が大きく、同業で比べるのが基本。
- ROEは借金で高く見せられるのでROAとセットで。指標は組み合わせて見る。
数字の意味が分かると、決算ニュースがぐっと読みやすくなります。いっしょに学んでいきましょう。
情報源・参考
- 金融庁「投資の基本」:fsa.go.jp
- 日本取引所グループ(JPX):jpx.co.jp
- 日本証券業協会「投資の時間」:jsda.or.jp
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