入門
「PER」と「PBR」を世界一やさしく解説──株が“割安か割高か”の見方

「この株は割安? 割高?」を測る代表的なものさしが、PERとPBRです。名前は難しそうですが、考え方はシンプル。この記事では、図といっしょにやさしく解説します。
PERってなに?──“もうけ”に対する株価の高さ
PER(株価収益率)は、会社の利益に対して、株価が何倍まで買われているかを表します。
PER(倍)= 株価 ÷ 1株あたり利益小さいほど割安・大きいほど割高の目安
たとえばPERが15倍なら、「いまの利益が続くと仮定して、約15年分の利益で株価のもとが取れる」というイメージ。数字が小さいほど”割安”、大きいほど”割高(=将来の成長を期待されている)“の目安になります。
💡 たとえ話:同じ家賃収入を生むアパートでも、価格が高ければ「もとを取るのに時間がかかる=割高」。PERは、株を”利益を生む資産”として見たときの「もとの取りやすさ」だと考えると分かりやすいです。
PBRってなに?──“会社の財産”に対する株価の高さ
PBR(株価純資産倍率)は、会社の純資産(財産)に対して、株価が何倍かを表します。
- PBR 1倍 = 株価と会社の純資産がちょうど同じ
- PBR 1倍割れ = 会社の財産より株価が安い、とも読める
ふたつのものさしを整理
PER"利益"から見た割安・割高
PBR"純資産"から見た割安・割高
使うときの注意点(ここが大事)
PER・PBRは便利ですが、それだけで「買い・売り」を決められるものではありません。
- 割安に見えても理由があることも:人気がないのは、業績の先行きが不安だから、というケースも。
- 業種で水準が大きく違います:成長期待の高いIT企業はPERが高め、成熟した業種は低め。同じ業種どうしで比べるのが基本です。
- 数字は過去〜現在のもの。未来の利益までは保証しません。
💡 ものさしは一つでなく、複数を組み合わせて総合的に見るのが基本。なぜ株価が動くのかは株価が動く理由の記事、配当に注目した指標は配当金の記事もあわせてどうぞ。当社は特定銘柄の売買を勧めるものではなく、あくまで読み方の解説です。投資判断はご自身で。
まとめ(3行)
- PERは「利益」、PBRは「純資産」に対して株価が何倍かを見るものさし。
- 数字が小さいほど割安の目安。ただし安いには理由があることも。
- 業種で水準が違うので同業比較が基本。一つの指標で決めない。
数字の意味が分かると、企業ニュースの解像度が上がります。次回も、いっしょにやさしく読み解いていきましょう。
情報源・参考
免責事項
← ホームに戻る 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の投資勧誘や投資助言を行うものではありません。投資にともなう最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。記載内容の正確性には努めていますが、その完全性・将来の結果を保証するものではありません。